起業家の運力 ~運の力を科学する~

※第65回定例講義 

2017年03月12日(日)【定例講義】  【記事投稿者一覧→】

今まで滞っていた月刊誌ですが、ようやく執筆できる状況が整って参りました。

書けなくなってしまった昨年10月からここまでは時間的にハードであったという実状は確かにあります。

実際、現在試験中の方を含めると、50名ものビジネスモデル・デザイナーの認定講師の先生方が生まれた形となりますし…、そのスピードは、過去3年かけて行ったことを半年以下で行ったのと同じスピードでもあるので、そのためのご支援というものは相当なものであったのは確かです。

が、それ以上に言えることは、

スランプ

に完全に陥ってしまったというのが、実状だったりもしました。

私の方では、今、こうして文章を書いていますし、日々の社内外を問わず、文字でのコミュニケーションは毎日のように行っています。

また、この数日でも、30~40ページほどのマニュアルを一気に書き上げたりもしています。

ですので、文章が書けないことはありません。

しかし、月刊誌というものは、いつでもささっと編集してリニューアルが可能な電子データではなく、紙としても残り続けるものです。

そういったものを作成するときと、日々、パソコンでコミュニケーションするために書くものは全く違います。(少なくとも、私の中ではです。)

これは、相当な覚悟を決めないと書けないわけです。

それを、2004年10月から12年以上に渡って毎月、書き続けてきたわけですが、ここまで続けてきても、決して、慣れるようなものではありません。

がんばろうと思えば書けるようなものではなく、毎月、覚悟を決めて、何があっても書き上げるという強い意志を持って、マインドセットして初めて書き始めることができます。

その状態をつくるのは、かなりの意志が必要で、まさに、命を削るようなエネルギーが求められます。

昨年秋以降、少し、書ける時間が生まれても、どうしても、そのモードに入ることができなかったのです…。

実は、これと同じような時期が、12年前にもありました。

当時は、まだ、月刊誌を始めたばかりの時期でしたし、書きたいことがたくさんありました。

メルマガのようなものは、かなり気合いが入ったものを書くこともできていた頃でもあります。

しかし、上記のような月刊誌を書くためのモードに入ることができなかったのです…。

ちょうどそれについては、今年1月の「定例ワーク」における12年サイクルの中で、触れたことでもありました。

12年前の1月には、まさに、

「執筆が間に合わない…発行周期が1ヶ月ずれてしまう」

ということがありました。

その頃のことを記したファイルを以下にリンクしますね。

・今年1月の定例ワーク配付資料(エクセル形式)の1つです
http://www.sbbs.or.jp/member/wp/wp-content/uploads/lecture/170108WORK_sqnz05.xls

これまで、ずっとご一緒くださっている会員さんはお分かりの通り、発行が末日までにできずに、翌月の頭になるようなことはあっても、発行が滞ることなどなかったことはお分かりかと思います。

つまり、あきらかに周回遅れになったのは、まさにちょうどピッタリ12年前の頃だけでした。

この12年間で、そこだけだったのです…。

まさに、人生にはサイクルがあるといったところでしょうか?!

これは、多くの名経営者が言われていることでありますし、古来から、「占星術」や「算命学」、といった周期に基づく未来予測手法が古今東西で生まれて、そして、現世にまで残り続けている理由なのかもしれません。

重要なのは、それが真理であることを立証することではないと考えています。

それが本当であろうとなかろうと、私達が起業活動を前に進めていく上で、役立つのであれば、どんどん活用したいと強く実感しているところです!

上記のリンク先にありますように、12年前に、初めてステップメールを導入しました。

その自動化によって、それまで手作業で行っていたことが全て自動で行うことができ、それが、私の活動の前進のきっかけにもなりました。

それから12年後の今、今、「マーケティング・オートメーション」の導入のため、たった今も、システム開発、検証を繰り返しています。

これも、自分自身の人生のサイクルを活用して、12年前に上手くいったことを特に意識して今年実行しようと考えているわけです。

人生にサイクルがあるということは、良いときも、悪いときもあることになります。

全く同じ努力をしているのに、上手くいく時期もあれば、それほどの努力をしていないのに上手くいく時期もあります。

ついているときもあれば、つきがない時期もあります。

運が良い時期もあれば、運から見放されてしまっているかのような時期もあります。

経営者にとっての「運」を科学的に研究されている方に、天外伺朗(てんげしろう)さんがいらっしゃいます。

天外さんは、ソニーの元役員の方で、AIBOやCDを発明された、バリバリの理工系の方です。

そのバックグラウンドをベースに、「運」について解説されている内容は大変興味深いものがあります。

天外さん曰く、人生には周期的に訪れる波があるとのことです。

波は、上がった後に、必ず上がり幅と同じ幅だけ、落ちることになります。

つまり、大きく成功すると、その成功と同じような規模で、その次には失敗することになります。

現実的に、そのような波瀾万丈の経営者の方もたくさんいらっしゃいます。

でも、私も含めてですが、そのような失敗するような時期はできるだけ、避けたいと思うものではないでしょうか?!

自然の摂理からすると、避けられない…、でも、避けたいと思う…。

では、そんなことは可能なのでしょうか?

天外さんは、それは残念ながら、避けられないものだと言われています。(涙)

ただ、そのような時期には、そのような時期なりの過ごし方というものがあると言われています。

では、それは、どんな過ごし方なのでしょうか?!

それについて、今回の「定例講義」で解説をしました。

天外さんのお話をもとに、私の20年間の起業家、経営者ご支援の経験から学ばせて頂いたことを含めた上で、具体的に、起業家としてどうしていくのが最適であるかを解説しました。

スランプに陥ったとき、それをきっかけとして二度と再起不能になってしまうことも珍しくありません。

一方で、スランプを経験した後に、それ以前よりも、もっと強くなるようなこともあります。

私にとって、今回、月刊誌をどうしても書けないというのは、大きな「スランプ」でした。

ですので、まさに、その時期なりの最適な過ごし方をしてきたつもりです。

下手をしたら、もう二度と書けなくなってしまうかもしれません。

そのあたりの実体験をもとに、定例講義ではお話しています。

そのテキストや音声、動画は、以下をご参照頂けたらと思います。

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