なぜ、このビジネススクールを創設しようと考えたのか?【その4】私があなたを助ければ、誰かが私を助けてくれる by 書籍「シェア」

ほんのちょこっとだけ先に一歩進んでいる「先輩」起業家が、「後輩」に対して、ほんの少し秀でていること(Brain)を「教え」て(Share)いくような「場」ができたとしたら、本当にその人にとって、「今」最も必要なことについて学ぶことができ、起業家として前進するスピードが加速するのではないかということについて聞くと、優秀な方の中には、

 「自分は、教えるばかりの側に回ることになるのではないか?」

とお感じになられる方もいるかもしれませんね。

もちろん、「教えることは学ぶこと」ですので、それは決して悪いことではないかもしれません。

が、これとは別に、どんな優秀な方であっても、「教えるばかりの側に回る」ことはないと当スクールでは考えています。

その例として、中国の環い集合住宅の お話をいたしまね。まずは次の図をご覧の上、以下、お読みになると理解しやすいと思います。

中国の環い家の話

中国には、空から見ると、「円状」の形をした集合住宅があった(ある)そうです。

あるとき、そのうちの一世帯の羅さんが、右隣のお住まいの陳さんから、その日採れたての野菜をいただいたとします。

すると、受け取った羅さんは、そのお礼にお金や何か(魚とか)を陳さんにお返しするのではなく、なんと逆側の左隣の孫さんに差し上げるのだそうです。

その孫さんは、そのお礼羅さんに何かをお返しするのではなく、反対側の隣の方に、差し上げる。

こうして、おっそ分けの連鎖が円状にぐるぐると回っていくき、最初にコトを起こした陳さんも、回り回って、逆隣の王さんから、おっそ分けが帰ってくるのです。

当スクールの考え方である、ほんのちょこっとだけ先に一歩進んでいる「先輩」起業家が、「後輩」に対して、ほんの少し秀でていること(Brain)を「教え」て(Share)いく活動をすると、一番上にいる「先輩」は、誰からも何も教えてもらえないのではないかと、一見したところ思ってしまうものです。

しかし、起業活動とは、その活動内容はあまりにも多岐に渡っていて、全てのことについて、世の中の誰よりも優れた状態を目指すことは非現実的なことではありません。

何かの分野で秀でれば、それ以外の分野で秀でることは難しくなるくらい、起業活動においては学ぶべきことがたくさんあります。

例えば、これは実際、弊社のクライアントさんの中で、キーワード広告やその他の広告手法で大成功され、年収を億単位にされたたくさんの方を見ていると良くわかるので、そのような成功をされた方は、こぞってfacebookでは反響を得ていらっしゃらず、「いいね!」をほとんどもらえていなかったりします。

そして、facebookは起業活動に使うのは難しいという判断をされ、あまり力を入れていらっしゃらない方が大半だったりもします。

しかし、今までほとんど利益をあげてこられなかった方の中には、逆に、facebookで一投稿の記事を書くと、50とか100という規模で「いいね!」がつく方もいらっしゃいます。

企業用のページである「facebookページ」で「いいね!」を1000人以上に押して頂くのは現実的にはかなり大変なことですが、それを、キーワード広告はまだ完全に使い倒されていない方であっても、半年もしないうちに実現してしまったというすごい例も間近で拝見してきました。

つまり、起業活動では、ある分野では「先輩」だが、ある分野では「後輩」になるということが当たり前であると考えられます。

ということは、このビジネススクールでの「教える」活動においても、全てにおいて「講師」になるということはあり得なく、どんな起業家であっても、あるときは「講師」であり、あるときは「生徒」であると考えられます。

いわば、前回書かせて頂いた、Shareのスパイラル・フローというのは、上から下に流れるように見えて、実は、循環しているのです!

書籍「シェア」には、「私があなたを助ければ、誰かが私を助けてくれる」という有名な記載があります。

いわば、Give することによって Giveしたことに対してTakeという見返りを求めないことであり、むしろそうではなく、自らShareすることで、Shareされる人間になっていくことが、この「場」では求められていくのではないかと考えています。

Give & Takeではなく、Give & Give を行い、応援される人間になっていくこと。これこそが、起業家として成功し成長していくの一番の近道ではないかと考えています!

なお、これを表現したのが、次の図です。

シェアのスパイラル・フローは循環する

 

この図こそが、まさに、私達自身が当ビジネススクールの活動において最も実現したいことであり、だからこそ、その名称を、「Share Brain Business School (シェア・ブレイン・ビジネス・スクール)」と名付けた次第です。

では、このスクールは実際にどのように運営されていくのでしょうか

それについては、こちらのページをご覧ください!

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