<続>経常利益率50%のキーエンスから学ぶ!顧客ニーズを蓄積し続け、ヒットする新商品開発を継続する方法

ペルソナの「わがまま」ではなく、真のニーズを発掘するには?! ※第35回定例講義

2014年09月14日(日)【定例講義】  【記事投稿者一覧→】

最近は中山のコンテンツ自体が、当初の方向性、戦略的な思考、起業アイデアの発想、といったものではなく、精神論的なものも含め、違う方向性に行ってしまっているのではないか、という声も少しずつ聞こえてきています。

私自身もそれは分かっています。

でも、それをどうしても止められず、自身の関心事が以前とは大きく変わってしまい、過去のことを続けたいと考えても続けることができにくくなってきているというのが実状だったりもします。

では、過去10年ずっとやってきた、小資本での「0を1に変える」ための起業支援活動を辞めてしまうのかというと、そのつもりは全くありません。

ストレングス・ファインダーの私の強みの中でも、ナンバー1に来る才能が「親密性」です。

出会った1人1人を大切にする、もっともっと力になりたいと考えるというのが「親密性」です。だから、現在の会員、クライアントの皆さんは全員大切な方々ばかりですし、今後もずっとそうでしょう。

難しいのは、出会った方にもっともっと力になりたいと考えた結果が今であるということです。

もし、私に「親密性」がなかったとしたら、はい、あなたは、もう1人での小資本での起業に成功したから卒業です、がんばってくださいといってサヨナラすることを続けてきたでしょう。

実際はそうではなく、そのように卒業段階を迎えた方が新たに迎えたさらなる成長・前進のための「ニーズ」が何であるかを理解し続け、それにお答えし続けようとしてきました。

その結果、在宅秘書サービスが生まれ、今現在は、秘書サービス以外の起業家の方が困ったシステム面の開発といったことも含めて、ご支援を継続できる仕組みの構築を進めていっています。

このように、最初に掲げた商品を使いこなされ、卒業された方のニーズに次々に答えていった結果、中山は起業アイデア発想支援をするための人という位置付けから、大きく遠ざかっていってしまったのだと言えます。

(まさに、ずっとお伝えしてきている、「ペルソナの分散」現象です。)

では、このような進め方がいけなかったのかというと、全くそうではなく、こうして1人1人の顧客ニーズを大切にして、それに答えていこうとすることは、会社の前進や成長のためには、やむを得ないプロセスであったとも考えています。

問題だったのは、そうしたことではなく、ニーズが多様化し、ペルソナが分散するときまでに、私以外に、起業支援ができる人材をたくさん育てることができなかったことだと言えます。

だから、今、「ビジネスモデル・デザイナー認定講座」の仕組み作りをしているわけで、今、課題になっていることは、そして、私という1人の起業家のカラダの限界を超えてしまっていてできないことは、仕組みを創ることによって、乗り越えたいというのが私自身が今考えていることでもあります。

そういったことも考えて、描いている、シェア・ブレイン・ビジネス・スクールとしての、講座の構成を、より体系的に表現したものが、先日お届けしました月刊誌にも記載のこちらの図だったりもします。

今、本当にいろんな方向に次から次へと私自身が目を向ける必要があり、1人の起業家が同時にできる新規事業の数は1個までという原則を守り切れないがゆえに、SBBS会員サイトの一般公開や、定例シェア大会の別日程での開催等、したくてもできない状況が続いてしまっているのは、とても申し訳なく思っています。

が、上記のリンク先記載の図のようなものを創り上げていくという方向性に間違いはありませんので、気持ちや理念、価値観も含めて方向性が一緒だなと感じる方は、引き続き、ご一緒頂けたら、とても嬉しく思っています!

さて、そのような中で、9月の定例講義では、

「(続)経常利益率50%のキーエンスから学ぶ!
顧客ニーズを蓄積し続け、ヒットする新商品開発を継続する方法」

というテーマで解説したいと考えています。

上述したように、「ニーズ」というのは多様化していくものですので、そのニーズを、どのようにマネジメントしていけば良いのかというテーマですね。

昨年11月の定例講義 第25回の解説の中でもご紹介した、キーエンスの高杉氏の話も少し引用した上でお届けしたいとも考えていますので、キーエンスシリーズの続編という位置付けになるかと思います。

前回をお見逃しになられた方は、下記よりテキストや音声を入手できますので、ご覧頂くと参考になるかもしれません。

テキストのP15にあるものは、私なりの理解で体系的に構築し直したマトリクスですけれど、結構使えるのではないかと思います!

ご参考として、2013年11月定例講義第25回「経常利益率50%のキーエンスから学ぶ、高収益ビジネスモデル創造のための4つのパターンギャップを見付ける8つの方法 」についてこらをご覧ください。

この講義からも、顧客ニーズというのは、どうしたら新規に発掘ができるのかについて理解を深めることができますが、9月の内容は、それに加えて、ペルソナ分散のように、自身の顧客のニーズが多様化している場合に、どう答え、マネジメントするかということをテーマに解説しました。

ゼロから起業した直後の方であっても、自分がしたいことと、見込客が求めていることは微妙に違っているということは良くあります。

また、見込客によってパターンがあり、Aさんにはちょっとしたメールやりとりをするだけで成功に導くことができるのに、Bさんとなると月に何回かお会いして支援しないと難しいな、というように、自分はどこまですれば良いのだろうかと悩むものです。

自分は、Aさんのような人のために力になりたいのであって、Bさんほどにすると最初は良いけれど、やがてはきつくなるのではないか、と考え、Aさんだけに絞ろうかな、という発想をすることも多いですね。

でも、それは本当のところ、良いことなのでしょうか?

ペルソナ・マーケティングの観点からすると、たった1人の究極の理想の顧客のに絞ってサービスをすることになるわけですので、AさんかBさんかのどちらかを選ぶ必要があります。

私もそのような解説を長いことしてきました。

が、その後、自身も経営者として経験を積み、クライントさんの成功もたくさん見てきた結果としては、実際のところは、AさんかBさんのどちらかに選んでいるという例は、ほとんど見たことがないのです。

弊社でもそうはしていません。

では、やっぱり、ペルソナは絞る必要はないのでしょうか?

と聞かれると、そんなことはなく、絞る必要があります。

全く矛盾した話なのですが、これが現実だと考えています。

もちろん、ケースバイケースだよ、という回答の仕方ですと、多くの方が困ってしまいますので、このような矛盾をどのように捉えるのかについて「ニーズのマネジメント」という観点から、今週末の講義の解説をしたいと考えています。

あなたが描いている現在の商品構成・サービス構成をしっかりと再構築し直すきっかけにもして頂けたら嬉しく思います!

動画や音声、テキストは以下をご覧頂けたら幸いです。

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