時給制の弊害

※第61 回定例講義(中上級編)

2016年12月01日(木)【定例講義 中上級編】  【記事投稿者一覧→】

早くも12月、今年最後の月となりましたね!

この1年を振り返ってみると、今年はどんな年でしたでしょうか?!

私、当社の場合には、出版やシンポジウムといった、マス・マーケットへの進出、ブランディングといった活動は、確かに大きなものであったのは間違いありません。

が、それ以上にもっと大きなものが2つがあります。

その1つは、非営利活動への参画です。

今年は、当社自身の非営利活動の進め方やビジネスモデルの手法に共感する方々からたくさん声がかかり、経営陣としての参画が求められてきました。

出版、シンポジウムで最もハードなタイミングであっても、無報酬でありながらも企画書を書いてプレゼンしたり、そのためのミーティングを重ねたりなどということを、行ってきました。

また、つい先日も、国際的な非営利活動をされている団体様のプロジェクトにも経営参画することになり、昨日今日とたった今も、そのための文書作成や、経営体制の構築のご支援をさせて頂いています。

私の中では、こういった非営利活動については、報酬を得ることなどは全く考えてもきませんでした。

ところが、今年の末に近づくにつれて、それらの活動を通じて、全く期待も何もしていないような収入を頂くことも増えてきたのが事実です。

それ以上に、この非営利活動を通じて、連鎖的に出会う方々の人脈のレベルが飛躍的に高まってきています。

まあ、そのような成果とは関係なく、とにかく見返りを求めることなしに、ただ与え続けていくこと、シェアし続けていくことがどれだけ大切なことなのかということを、改めて強く実感した年でした。

以上が1つ目ですが、2つ目は何かというと、何よりも今年は、組織固めの年であったということです。

これは振り返ってみて、本当に本当に大きかったです!

昨年末頃は、非常に「シェア秘書サービス」の受注が拡大していました。

もし、それらをそのペースで受け続けてしまうと、組織が内部から崩壊してしまうのは間違いない状況でした。

そこで、新規の売上をあげることを止めてでも、スタッフにとって働きやすい会社、環境をつくっていくことの方を優先順位をあげました。

そうすることで、より受注が増えたとしても安心して受けていけるような、さらには、より積極的に受注を得ていこうという動機付けにつながるような組織にしていけたらと考えたのです。

結果として、去年の今と現在とでは、スタッフ数は少し増えた程度です。

一方で売上は30%ほど伸びているわけで、同じ組織人数であっても、生産性を高めることができたことは間違いないです。

それに加えて、今のスタッフ数では、明らかに今の仕事では足りなすぎる…という声が増えるほどの余裕が生まれてきました。

何よりも、スタッフ同士の絆が深まり、楽しそうにしているスタッフが明らかに増えたのも嬉しい限りです。

(去年の今頃は、苦しそうにしているスタッフがとにかく多かった…^^; )

さて、こういった経験の中で、今年最後の段階になって強く実感しているのが、

「時給制の弊害」

についてです。

時給制というのは、社長からしてみるとスタッフが仕事をした分だけ報酬を支払うということになるわけで、とても、都合が良い制度だと言えます。

固定給として、毎月何円という形で支払っても、本当にそれに見合った仕事をしてくれるのか心配だという方も多いことでしょう。

私もずっとそういう考え方を持ってきました。

確かに、それは、スタッフに今やっている自分の仕事の一部を代わりにお願いするという場合には、時給制でもそれほど支障はないかもしれません。

しかし、今やってない仕事、将来の会社のためになるような仕事をお願いする場合には、時給制というのはとても弊害があるというメカニズムに気付いてきました。

それは一体どんなものなのか?!

今回の「定例講義(中上級編)」で解説しました。

そのテキストや音声、動画は、以下をご参照頂けたらと思います!

 

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