3年後の組織図を描くことで、経営者としての器を大きくする

※第60回定例講義(中上級編)

2016年11月01日(火)【定例講義 中上級編】  【記事投稿者一覧→】

あなたの会社には、組織図があるでしょうか?

一人で起業をされている方の場合、そもそも一人なので、組織図が不要だとお考えかもしれません。

私も、ずっとそのように考えてきました。

組織図は、複数の人がお互いの役割分担を理解するためにあるものだと考えてきたのです。

しかし、その目的で組織図を描くようになった今、組織図にはそうではない力を秘めていることを実感しています。

組織図とは、会社の「器」そものものです。

「器」の大きさが変わらなければ、そこに入れられるものの量に変化はありません。

逆に、「器」が大きくなれば、入るキャパも増えてきます。

組織図が会社の「器」であれば、組織図として描くものが小さければ、そこに入るもの、キャパを狭めてしまうことになります。

自分は一人社長だからということで、組織図に、

社長1名、以上!

とだけ書いたとしたら、それ以上大きな組織には、それ以上大きな器にはなれないことになるわけです。

つまり、1人社長としてがんばっていると器が大きくならないため、ずっと1人社長を続けることになります。

それが一体、何が悪い?!

そう思うかもしれません。

私も、ずっとそう思ってきましたし、人を雇うつもりなど、全くないと考えた時期がとても長かったので、その気持ちがとても良く分かります。

では、今、そのときに戻りたいと考えているかというと、一切全くそんなことは思いません!

なぜなれば、当時よりも、自分の「器」が半端でないほど大きくなり、受け入れる力がどんどん広がってきていることを実感しているからです。

自分の「器」に入りきらないものを、入らないといって、最初から拒絶することなく、受け入れられるようになったため、世界観もどんどん広がってきているのが確かです。

では、そのようになっていくたえの転換点はどこにあるのでしょうか?

それが、まさに、組織図を描き、「器」を広げることではないかと考えられます。

1人社長であっても、本来複数人のスタッフでやるべきことを、全部社長がやっているということが大半です。

1人社長が

・商品開発部
・営業部
・カスタマーサポート部
・財務部

といった、各部門の責任者を兼務し、スーパーマンであるかのようなことをしているというのが、1人社長と言えるのではないでしょうか。

「器」を広げていく上では、まずは、そのような自分のすごさを自覚することが大切です。

そして、自分が会社の中で果たしている役割を、もし複数人の力を借りて行ったらどんな組織図になるのかを描いてみるのです。

この描く段階では、絵空事で全く問題ありません。

そして、重要なのは次です。

そのように描いてみた後に、現時点では、各部門の責任者は誰かを書きます。

結果として、そこには1人社長の名前だけが、全部門に書かれることになりかねません…。

そのような組織図を描いて、果たして意味があるのでしょうか?

実は、これがとんどもないほどの飛躍を生み出すきっかけにつながっていきます。

そのような一見したところ、意味不明だと思われる組織図を描いた瞬間から、「器」が大きく変わっているからです。

その組織図は、

社長1名、以上!

とだけ、シンプルに描いた組織図とは次元が明らかに変わっています。

その組織図を描くことにより、

「もし、このカスタマーサポート部を誰かに任せるとしたら?」

という問いかけを、無意識レベルで行うことになるからです。

また、以上の考え方は、組織図を描いて事業活動をしているのに停滞状態が続いてしまっている人にも活用が可能です。

活動が停滞しているのは、現在の「器」の限界を超えられていないからです。

そこで、3年後にはどのような組織図になっているのかということを、描くのです。

できるかどうかは別として、そのようにして描くことにより、先に「器」を変えてしまうのです。

すると、無意識のレベル下で、

「誰の力を借りたらできるだろうか?」

という問いかけがなされるようになります。

私達の活動が停滞するのは、全てを自分の力だけでやろうとするからです。

その限界を取り除いてくれるのが、人の力を借りることを受け入れることであり、それを考える上では、「組織図」を描くことは、とても有効なことになるのです。

では、具体的にはどうやっていけば良いのでしょうか?!

今回の定例講義(中上級編)では、実際に私自身が描いている組織図も例としてお見せしながら、解説しました。

そのテキストや音声、動画は、以下をご参照頂けたらと思います。

 

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