社長の適性検査 ~ 社長失格でも、いくらでも経営を続けられる方法~

※第55回 定例講義(中上級編)

2016年06月01日(水)【定例講義 中上級編】  【記事投稿者一覧→】

あなたは、どんなときに、自分は社長失格かもしれない…、と思われるでしょうか?

もしかしたら、そんなことを一度も感じたことがないという人もいるかもしれません。

が、それは珍しいことで、多くの場合、必ず、そう思うような経験をしている方の方が多いものす。

なぜならば、起業活動というのは、自分の器を大きくしながら、会社を大きくしていく活動であり、その器というものは、そのときの自分のスキルでは乗り越えるのが大変だと思えるほどの大きな壁・トラブルにぶつかり、それを克服することで大きくなるからです。

つまり、そういう思いを全くしていないとなると、起業活動が停滞している、右肩下がりに陥っているといことになる可能性が高いとも言えます。
特に、定例講義(中上級編)を受講されるレベルの方ですと、通常の起業家よりも、一歩進まれている方が多いわけですので、必ずなんらかの形で自分の至らなさを痛感しながら前進してこられ、さらに今も進化されようとしている方が、多いのではないかと考えています。

(そういう経験をしても、自分は打たれ強いため、何も苦しくない、社長失格だなどと自分を卑下することなど、一切ないという方も、この文脈の中では、それはあなたが強すぎるだけであって、通常はそうではないものだ、あなたが特別だとご認識頂けたらと思います!)

ちなみに、私にとって社長失格だと思った一番の瞬間は、2012年頃、優秀なスタッフがどんどん辞めていってしまったときでした。

こんなに一生懸命、会社の存続のために全力を尽くしていても、その思いが伝わらないどころか、批判の嵐に合ったときです。

自分の収入のことなど考えず、私財全てをつぎこんで、在宅秘書10万人の雇用を生み出すために全力を尽くしていながらも、空回りしていることを感じていました。

そこで考えたことは、いくら会社として向かっていくべき先のミッションが明確になっていたとしても、そこに向かっていく上での組織での一体感がなければダメなのだということで、そこで、「経営理念」をより鮮明なものに進化させました。

しかし、それも効果は期待できず、ミッションや理念には共感しても、中山のことは信頼できないという風土が変わる兆しは全くありませんでした。

一体、どれだけ人望が低いんだよ、といったところですよね…。(大汗)
売上が低迷したり、全く会社経営をやる気になれなくなったり、資金繰りが悪化して、スタッフの給料をあと一歩で払えなくなりそうなところで資金調達に駆け回ったりといった経験ももちろん、たくさんしています。

しかし、そういったことよりも何よりも、私として社長失格だと感じたのは、スタッフから信頼されなくなったときだったわけです。

社長というのは会「社」の「長」「トップ」であるわけですから、スタッフが一人以上いなければ、社長とは言えないわけです。

そのスタッフが、社長を社長と思わなくなったとしたら、もはや、社長ではないなというのが、当時、感じたことです。
そして、当時の私と同じようなことについて、今現在、悩まれている方がとても多いことも分かっています。

スタッフや在宅秘書を採用しても辞めてしまい、だから新たに採用するのだけれども、また辞めてしまう…。

なんで、自分はスタッフに恵まれないのだろうと思われている方は、少なくないというのが実状です。
私も上記のような経験をする前からも、そのような採用してはすぐ辞め…ということを繰り返しましたので、同様に、なんて私はスタッフに恵まれないのだろうかと思ったことがありました。

ずっとスタッフが悪いと思っていたのです。
しかし、そうではないということは、これまでの定例講義(中上級編)を通してお伝えしてきた通りです。

私は、社長としての「器」が十分にはありませんでした。

だから、そのようなことが起こっていたのです。

つまり、社長、会社のトップ、スタッフをリードする立場としての適性がありませんでした。

社長の適性検査を受けたとしたら、不合格になってしまうようなものです。
そして、その後も、自身として、社長としてのあり方を見つめ直して、以前よりは良くなってきたかもしれないですが、根本的な部分は、完全には変わっていないことも自覚しています。

たった今でも、自分は社長失格だなと思う場面が、あまりにも多するほどです。

では、それにも関わらず、あれほどの離職が続いたにも関わらず、最近は、離職率が激減し、50名規模の組織体制にできたのは、一体なぜなのでしょうか?!

今回の定例講義(中上級編)では、その具体的な方法について解説を予定しました。

今回は、新しいビデオ会議システムを利用したこともあり、その付属機能を通じて、動画の撮影を行うことができました。

テキストや動画、音声は、以下をご参照頂けたらと思います。

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