「能力モデル」からの脱却法~協会ビジネスの立ち上げ方~

※第60回定例講義

2016年10月09日(日)【定例講義】  【記事投稿者一覧→】

私が起業支援活動を開始した2004年以降、個別の相談に見える方の中には、コンサルタントを中心に、

「能力モデル」

の方が非常に多いものでした。

それは、私自身がおおよそ週に2日ほど働くだけで、年収3,000万円という状態を短期間のうちに実現したのを知り、その具体的な手法を知りたいという方が増えたからだとも考えられます。

実際、「能力モデル」ほど、早く立ち上げができるものはありません!!
しかし、立ち上がりが早い分、停滞するのも早いというのが、このモデルの欠点でもあります…。

私も、3,000万円に到達して以降、完全に成長が止まりました…。

その理由は、それで自信過剰に陥り、流行りのセミ・リタイヤ的なことをしたことが、一番の理由であるのは間違いありません…。
ただ、では、そんなセミ・リタイヤをしなかったとしたら、もっと成長できたかと言われると、極めて怪しいと感じます…。

もしかしたら、それ以上の成長ができない自分を認めたくないために、セミ・リタイヤという選択肢を選び、リタイヤしているんだから、それ以上、成長しなくたって仕方がないじゃないか、という言い訳として使おうとしていたのではないかと、今では感じているところです。

そのくらい、「能力モデル」は、あるところまで到達すると、それ以上の成長を求めるのが難しいビジネスモデルなのです。
「能力モデル」の方が、さらに成長を目指すための方法は、大きく分けて5つあります。

1つ目は、情報化・コンテンツ化すること。私がしてきたように、教材を開発したり月刊誌を発刊したりというようなことです。セミナーや講座にするという方法もその1つです。

2つ目は、自分のクライアントに自分以外の他社商品を提供すること。例えば、私が、クライアントさんにWeb会社を紹介して、ご紹介料を頂くようなモデルです。

3つ目は、正社員を採用して、自分に代わってできる人材を育成することです。ただ、それは、固定費がかかりリスクも高いため、なかなか実施しにくいものです。

そこで、4つ目としてですが、正社員ではないですが、外部の人にノウハウを提供して、コンサルタントとして養成していくという方法があります。

ピアノ教室の先生であれば、ピアノができる講師を採用し、その講師に自分のノウハウを伝授していくようなイメージです。
ところが、そうして、伝授した講師が、自立して辞めていってしまう等ということは良くあることです…。

そこで、5つ目として出てくるのが、そのような伝授の仕組みを標準化し、より多くの講師をたくさん養成していけるような仕組みをつくっていくことです。

そうすることで、せっかく育てた講師が1人2人辞めてしまっとしても、それ以外の講師が活躍し続けることで、継続できる状態を実現するわけです。

これが、私が2012年からお世話になってきた前田出先生が提唱されている「協会ビジネス」そのものですね。
私の方でも、以上の5つの方法は一通り経験してきました。

その中でも、「能力モデル」の限界から脱却するための最終的な結論としては、やはり、5つ目の協会ビジネス化していくというのは最適解なのではないか、という結論に到達しつつあります。

私も、最初はこのモデルは、ただ闇雲に講師を養成し、動かない講師を量産してしまうとても害がある仕組みではないかと考えた時期もありました。

実際、そういう側面もありますが、ただ、現在、ビジネスモデル・デザイナー(R)の活動を通じて、この協会ビジネスを導入した結果として、受講生からクレームが起こった例が全くありません。

確かに、クレームが続出している協会があることも分かっていますが、恐らく、それは、「協会ビジネス」の仕組みがいけないのではなく、その活用法に原因があるのではないかと考えているところです。

まだ、非公開のオフレコの情報ではあるのですが、前田出先生の方で、「協会ビジネス」の伝道者を育てていく構想があります。

協会ビジネスを提唱されている前田先生が、その協会ビジネスを伝えられる認定講師がいないということが最近課題になっていまして、その議論をしてきました。

そんな中で、いよいよ、協会ビジネスの継承者を育てていくことになったのです。

その候補者は5名ほどあがっている状況なのですが、そのうちの1人として、私も入らせて頂くことができました。

今後、私が、前田先生のコンテンツ・手法をお借りして、協会ビジネスの立ち上げ方の講座やコンサルティングを今後、行っていくことにもなるかと考えています。

そのような権利を得ることができたタイミングが今ということで、まだ、ほんの少し早いのですが、私なりの経験を通じて、今週末10/9(日)の定例講義では、「協会ビジネス」とはどのような手順で立ち上げていくものなのかを解説しました!

「能力モデル」から脱却していくための結論の1つとして、ご活用頂けたら嬉しいです。

そのテキストや音声、動画は、以下をご参照頂けたらと思います。

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